発注書に「ユーロパレット」と書かれていても、重要な点が未確定かもしれません。荷受人が求めるのは外形寸法でしょうか、それとも交換可能なEPALパレットでしょうか。プレスウッドパレットを発注する前に、この違いを明確にしてください。納品先で予定外の積み替えが必要になると、輸送で得たコスト削減が失われる可能性があります。
1. 外形寸法とパレットの種別を分ける
EPALユーロパレットは800 × 1200 mmの外形寸法を持ち、板とブロックによる所定の構造および識別表示が定められています。EPAL製品仕様。
EPAL製品の製造にはライセンスが必要です。EPALライセンスFAQ。ここから導かれる調達上の結論は、縦横の寸法が一致するだけではEPAL交換適格性を示せないということです。占有面積が同じという理由だけで、成形パレットをEPAL交換用パレットとして扱わないでください。
引き合いでは、正確な型式と寸法、荷を載せた状態での搬送経路への適合性、荷受人の承認、パレット交換の要否を別々に記録します。一項目への回答で、残る三項目まで承認されたことにはなりません。
2. 運送会社だけでなく納品先に確認する
受入倉庫へ図面または写真と提案型式を送付し、権限のある担当者に、対象商品、納品拠点、発注書に対してそのパレットを受け入れられるか確認します。運送会社が輸送を了承することと、荷受人がパレットを受け入れることは別の判断です。
ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、英国について、顧客の納品要件を個別に確認してください。欧州に所在するだけで共通の受入方針があるとは判断できません。本稿は商取引上の受入判断を扱うもので、欧州向けの全納品にEPALが義務付けられるという説明ではありません。日本国内の規則を説明するものでもありません。
3. 交換条件を書面で確定する
発注条件がEPAL交換を要求している場合、無断でプレスウッドに置き換えてはいけません。指定の成形パレットをEPAL交換なしで使用できるよう書面による変更を得るか、要求されたパレット種別を維持します。返答がないことは、出荷承認の根拠になりません。
交換なしの納品で合意した場合は、荷降ろし後の空パレットの所有者、回収の有無、合意した取扱費用の負担者を明記し、納品予約と一緒に保管します。ある顧客や一回の出荷への承認を、別の顧客や出荷へ自動的に適用しないでください。
4. 実際の搬送経路を確認する
正確な図面と荷の条件を基に、フォークの差し込み、ハンドパレットトラックの使用、コンベヤの受け渡し箇所、予定するラック支持方法を荷受人に検討してもらいます。外形寸法だけを根拠に、従来型パレットの性能を成形品へ当てはめないでください。
適合性が不明な場合は、量産発注前に受入拠点の技術担当者と合意したサンプル試験を提案します。この確認は予定用途への適合性を対象とし、現場の作業手順を置き換えたり、あらゆる用途に共通する耐荷重を定めたりするものではありません。
5. 判断内容を発注書に残す
例えば「型式[参照番号]、寸法[数値]、対象[商品・拠点]、荷受人承認[氏名・日付・参照番号]、EPAL交換なし、空パレットの取扱い[合意条件]」と記載します。これは調達文面の提案例であり、規格化された証明書ではありません。
出荷承認前に、発注書、パレット仕様書、納品予約を照合します。一方にEPAL交換、もう一方にプレスウッドパレットとあるなら、出荷前に不一致を解消してください。積み替えを予定する場合は、その方法と責任者を記録し、荷降ろし担当者に判断を委ねないようにします。
6. 型式に対応した提案を依頼する
Nord Panelsはカザフスタンで製造し、原材料はカザフスタン産のみを使用しています。プレスウッドパレット製品群には1200 × 800 mmのサイズがあります。
受入条件、商品の説明、搬送経路をNord Panelsへ送り、正確な型式図面と関連資料を依頼してください。提案は合意した納品経路を対象とするもので、EPALライセンスや交換プールへの自動的な参加を意味するものではありません。
出典確認日:2026年9月13日。表紙はイメージ画像であり、認証や顧客承認の証拠ではありません。