透明塗装や着色塗装は、色見本だけでなく、明確にした使用条件に基づいて選びます。欧州向け家具・店舗内装の購買担当者が判断すべきなのは、仕上げ済みの合板表面が、合意した使用時の負荷と外観要件を満たせるかどうかです。無塗装合板の試験報告だけでは、この問いに答えられません。
Nord Panelsはカザフスタン産原材料のみを使用し、カザフスタンでバーチ合板を製造しています。合板製品群には、後工程で仕上げを行うための無塗装EXTが含まれます。本稿は調達手順の提案であり、特定の塗装サービスや、以下で扱う試験成績をNord Panelsが提供・取得していると述べるものではありません。
1. 実際に使われる表面を定義する
収納家具の扉、事務机、飲食店のテーブルを区別します。こぼれる可能性のある液体、洗浄剤、熱い物の接触、清掃方法を整理してください。表面、露出した合板木口、継ぎ目、加工穴にどの要件が適用されるかを決めます。「丈夫」という表現だけでは、測定可能な合否基準の代わりになりません。
合板等級と厚さ、研磨仕様、下塗り、着色剤、上塗り、塗布工程、硬化条件を特定します。塗装業者には、塗装システム全体の製品番号と仕様改訂を示してもらいます。合板の供給者、塗装の実施者、結果の承認者も分けて明確にしてください。
2. 適切な試験を別々に依頼する
常温等の液体による汚れ
EN 12720:2009+A1:2013は、家具表面の冷たい液体に対する抵抗性を扱います。汚れの評価計画を合意する際の参照規格とし、試験液、接触時間、報告方法、要求する結果を試験所・供給者と定めてください。「EN 12720に従って試験済み」という記載だけでは、購入時の合否は決まりません。
湿熱と乾熱
EN 12721:2009+A1:2013は湿熱、EN 12722:2009+A1:2013は乾熱を扱います。それぞれに試験計画と合格水準を指定します。液体に対する結果を、そのまま耐熱性の証拠として扱わないでください。
試験所に方法の適合性と使用する版を確認します。これらは表面評価の参照規格であり、火災性能区分、食品接触への適合性、構造性能を証明するものではありません。
3. 同等条件の仕上げサンプルを比較する
供給者の試行評価には、予定する合板と量産用塗装工程で作った、追跡可能なサンプルを求めます。下地処理と硬化の日付を記録してください。未暴露の比較見本を保管し、色、光沢、目視できる損傷の評価方法を合意します。十分に硬化した見本と塗装直後の候補品を、違いを記録せずに比較してはいけません。
代表的な木口と加工穴の仕様も承認計画に含めます。選んだ規格試験で評価できる箇所と、別途合意した評価が必要な箇所を試験所に確認してください。作業場での予備確認と、試験所の報告書は明確に区別します。
4. 報告書を発注判断につなげる
承認票には次の情報をまとめます。
- 合板と塗装システムの識別情報、サンプル番号、報告書番号。
- 各暴露条件、結果、契約上の合否基準。
- 承認した外観見本と許容するばらつき。
- 承認した清掃方法と使用上の制限。
- 承認者、改訂番号、再評価が必要な変更。
見積もりは、この範囲をそろえてから比較します。硬化工程が異なる、あるいは必要な試験が含まれない安価な塗装は、必ずしも同等の提案ではありません。塗料、合板、外注塗装業者の変更時に再承認が必要かどうかも合意してください。
5. 合板の問い合わせ内容を絞り込む
Nord Panelsへの問い合わせには、家具の用途、合板寸法、等級、数量、仕向地、予定する仕上げ工程を記載します。適切な無塗装材とサンプルの供給可否を確認してください。塗装や試験サービスは個別に合意し、合板価格に含まれると推測しないでください。
これは欧州向けB2B調達の手順です。最終仕様は実際の仕向地と顧客契約に合わせます。ENの試験規格をEU、英国、スイス等での包括的な法的承認や、日本の国内規制として扱うものではありません。
表紙はAI生成の説明用サンプル画像であり、工場写真や試験結果ではありません。参照ページの確認日:2026年9月8日。